佐多 荒野(さた あれの)

 「銀河鉄道の夜」舞台より  

 東京演劇アンサンブル俳優教室12期を経て、1979年東京演劇アンサンブル入団。

 『國語元年』の女中頭お加津ははまり役で、主人に出される難題を解決しようと、佐多の「賢い姉っちゃ」が右往左往させられる様子が非常にコミカル。本郷淳との絡みが笑いを誘った。また、『明日は天気』では、入江洋佑とのコンビでけだるい奥さんの役を好演。『かもめ』ではポリーナ役で、モスクワ芸術座の大舞台をふんだ。アンサンブルの代表作には殆ど出演しており、『奇蹟の人』『ジョー・ヒル』『走れメロス』をはじめ、数々の舞台を経験している。
 『おんにょろ盛衰記』は97年の初演以来全国を巡演しているが、旅の中心メンバーとして、コミカルな中に非常にシリアスな問題を提起するこの木下戯曲を支えている。
 『銀河鉄道の夜』では唯一の初演メンバー。初演以来青年役をやり続けながら、時代と状況の変遷をみつめてきた。水俣で戦い続ける人たち、北海道で有機農業を徹底する集団、数々の手作りの野外公演、ともに公演をつくりだす中で様々な人の思いと行動に出会ってきた。その佐多が、賢治のことばを語る。自分の思いと、ある客観性を求められる“語り”という難しい仕事に、佐多は体当たりでぶつかりながら挑戦をつづける。

主な舞台作品

かもめ

チェーホフ

ポリーナ

銀河鉄道の夜

宮沢賢治

語り手

走れメロス

太宰治

サラグ

奇蹟の人−ものには名前がある

広渡常敏

アニー・サリヴァン

ジョー・ヒル

スティヴス

ガーリー・フリン

セーヌ川の身元不明の女

ホルヴァート

イレーネ

明日は天気

岸田国士

國語元年

井上ひさし

秋山加津

沖縄

木下順二

喜屋武よし

おんにょろ盛衰記

木下順二

村人

セチュアンの善人

ブレヒト

敷物屋の妻

海の五十二万石 広渡常敏 はま