三木 元太 (みき げんた)

  『ヒロシマの夜打つ太鼓』舞台より

東京演劇アンサンブル俳優教室35期を経て、東京演劇アンサンブル2003年入団。

彼は歌がお世辞にも上手とは言えない。いわゆるオンチだ。オンチというのは、俳優としてかなり重大な欠点だと思うが、どうだろう。その点について彼自身、非常に悩んでいるらしく、歌のある芝居に付いたときは、朝早い時間や稽古が終わった後などに、よく一人で練習をしている。弱音を吐いたり落ち込んだりもよくしているが、自身がその道を選んだのだから仕方がない。芝居が好きになってしまったのだから仕方がない。歌や芝居の才能が自分には無いと思っても諦めず、いつか芽吹くかもしれないと信じて努力を続ければいいじゃないか。そんな彼が今回初めて舞台監督に挑戦する。舞台監督というのは、稽古場・芝居をつくるのに重要な役であると僕は思う。役者・裏方・演出家たちを、ときにはひっぱっていかなければならないこともある。今回のメンバーの中で一番若い彼が、大変だとは思うがこの稽古場にどう挑戦していくのか、みものだ。(『夜の空を翔ける』公演パンフレットより by Genta Miki)

 【主な舞台作品】

ヒロシマの夜打つ太鼓

広渡常敏

新吉

目をさませトラゴロウ

小沢正

ライオン

恋愛恐怖病

岸田國士

日本の気象

久保栄

職員

走れメロス

太宰治

ニサ

海の五十二万石 広渡常敏 松吉
セチュアンの善人 B.ブレヒト 失業男
おじいちゃんの口笛 U.スタルク グスタフソン
母―おふくろ B.ブレヒト 同僚/スト破り