東京演劇アンサンブル こどもの劇場

音楽劇 はらっぱのおはなし

2015年
4月4日(土) 14:30※ / 19:00
4月5日(日) 13:00

※団体観賞が入ります。

ブレヒトの芝居小屋

前売 一般:2500円/高校生以下:2000円
当日 3000円
全席自由




   
前回公演のチラシです。

2013年度厚生労働省児童福祉文化財特別推薦を受賞しました。


作            松居スーザン
脚本         篠原久美子
演出         関根信一
音楽         菊池大成
振付         明樹由佳
衣裳         清野佳苗
映像・照明   高橋啓祐
舞台監督   松下重人
音響オペレーター  熊谷宏平
映像・照明オペレーター  真壁知恵子
宣伝美術     奥秋圭
絵             スズキコージ(出典:あかね書房)
制作         太田昭
 小森明子

出演

ブッタ(わるわるバッタ・長男) 水流梨津美
ボッタ(わるわるバッタ・次男) 和田響き
ベースケ(わるわるバッタ・三男)     坂本勇樹
オニグモじいさん                            松下重人
雨ふりのチョウ                               正木ひかり
カナブンのオヤブン                        洪美玉
角田くわはち(クワガタ)                  雨宮大夢

上演時間 65分(休憩なし)




上演にあたって

東京演劇アンサンブルこどもの劇場公演『音楽劇・はらっぱのおはなし』は、劇団待望の新作公演となります。
ここ数年は、再演ものが多かった子どものための公演ですが、新たな出会いによって、いよいよ実現することとなりました。

昨年の児演協合による震災後の児童・青少年演劇を考えるプロジェクト『空の村号』のスタッフを迎えての新作となります。
原作は松居スーザン(絵・スズキコージ)。アメリカ人児童文学者で、日本語で多数の絵本・児童文学を書いています。
あるはらっぱのムシたちの一日を描くことにより、日常で営まれるさまざまな生きる喜びや大切なこと、そして悲しみも描かれています。
“はらっぱ”との出会いが少なくなってきた現代で、小さな子どもたちから、
ずっと昔に子どもだった人たちまで、もう一度“はらっぱ”と出会いなおしてもらいたいのです。

初めて演出をお願いした関根さんは、ワークショップのような劇団内オーディションを行い、出演を希望する劇団員の中から7人のキャストを選びました。
この作品に登場してくる登場人物? ムシたちのキャラクターに見合うような、おもしろい、キャストになっています。

脚本は篠原久美子さん。前述の『空の村号』では斎田喬戯曲賞を受賞され、その他にも数々の賞を受賞されています。
自ら震災後にボランティアを行い、“はらっぱ”に寝ころべない現実を目の当たりにし、この作品と向き合うこととなりました。
いま、劇団劇作家の主宰でもあり、注目の劇作家の一人です。
マイノリティーの存在にやさしい目を向ける姿勢が、とても好ましく、
みんなが同じでなければならないことへの不安や葛藤、常識的でかたずけられない大切なものを見落とすことのないような、
あたたかい脚本になっています。

タイトルに“音楽劇”とあるように、たくさんのソングで芝居を彩っています。作曲は、やはり、『空の村号』で出会った菊池大成さん。
自身の本業はピアニストだとおっしゃいますが、劇団風の子などで多くの作品を作曲されています。
今回の作品は、短い曲やアレンジ曲も含めると、20曲ものソングがあります。
足しげく稽古場に通い、みんなで音楽作りをしています。
俳優の内面から生まれる音を大事にしたいということで、俳優たちと一緒になって作曲に取り組み、演奏もすべて生演奏ということに挑戦しています。

その他、ニブロールの高橋啓祐さんは、映像作家として参加。
できるだけ照明機材を減らし、プロジェクターの光線を使った新たな試みをしています。
一輪車を使った振付もおもしろく、元劇団四季・キャラメルボックスにいた明樹由佳さんにお願いしています。

子どもたちにはとっても楽しく、贅沢な時間を過ごしてほしい。また、凛とした思いで、子どもたちに向き合う大人の姿を舞台で見てほしいと思います。

東京演劇アンサンブルの新たな挑戦です。どうかお見逃しなく!!



ものがたり

はらっぱにねころんで、じっと耳をすますと、虫たちのおはなしがきこえてきます……

オニグモじいさんがきもちよく歌をうたっていると、バッタの三兄弟のちょうしっぱずれのドラ声が聞こえてきました。
♪わるわるバッタ わるバッタ さわがせバッタ 不良バッタ!!! 
すると、
♪わるがきバッタ あほバッタ はなたれバッタ ばかバッタ……
替え歌とともにカナブンのオヤブンが登場。ほんとうの不良のロックな生き方を語ります。
そしてカッコよく、病気のケムシを助けるために出発です。

一方、クワガタのくわはちは、さなぎからモンシロチョウが生まれ出るのを見てひとめぼれ。
ところがチョウは、オニグモじいさんの巣にちかづいていきます。
きらわれもののじいさんに無邪気に話しかけるチョウを食べるかわりに、じいさんは朝日の光をみせてやるのですが……。



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