クラカチット


TEE東京演劇アンサンブル
ブレヒトの芝居小屋最終公演

『クラカチット』
Krakatit

カレル・チャペック/作 
田才益夫/訳 
(楡出版刊『クラカチット』より)
脚本/小森明子+桑原睦
演出/小森明子
音楽/国広和毅
衣裳協力/稲村朋子
音響/島猛
振付/原田亮
舞台美術/入江龍太
照明/真壁知恵子
映像/三木元太
宣伝美術/奥秋圭
制作/太田昭

出演
プロコプ             雨宮大夢
秘書                山﨑智子
大プリニウス       坂本勇樹
ヴェールの娘      正木ひかり
アンチ               仙石貴久江
ドクトル  浅井純彦
ナンダ   奈須弘子
カーソン 公家義徳
ホルツ   小田勇輔
クラフト  大橋隆一郎
ハーゲン公        坂本勇樹
ヴィレ王女         永野愛理
ローラウフ中尉 篠原祐哉
軍医                真野季節
シャルロッテ伯母 志賀澤子
デーモン 松下重人
ジョン    洪美玉
ロッソ    永濱渉
娘        正木ひかり
門番     浅井純彦
老婦人  原口久美子

2019320日(水)~31日(日)11st. 

3月 20
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14:00
19:00

ブレヒトの芝居小屋

当日 4500円
前売 3800円
U30 3000円
★=Low Price Day=2500円
全席自由
予約順に整理番号を発行

TEE webチケット

協賛 ケンタウルスの会

■あらすじ
プロコプは新型原子爆薬「クラカチット」の製造に成功する。
直後、予期せぬ爆発で大怪我を追ったプロコプは、友人トメシュに助けられ、その製造の秘密を明かす。
借金まみれのトメシュは、金策のため実家へ戻ると告げて姿を消す。
そのトメシュを訪ねてひとりの女性がやって来る。
自殺をほのめかしていたトメシュを追ってくれと懇願する娘。
その一途さにほだされたプロコプは、トメシュを追う旅に出る。
それは「クラカチット」をめぐる長い旅の始まりだった。

東京演劇アンサンブルが約40年間拠点として来た「ブレヒトの芝居小屋」最後の本公演は、
本邦初、チェコを代表する作家カレル・チャペックのSF長編ロマンの脚色上演。
小森明子、桑原睦の書いた本をベースに、稽古場での討議を経て脚本が作られた。

■作品について
原子爆薬……まだ原子核の中に陽子しか発見されていなかった1923年、SFならではの発想で書かれた『クラカチット』。
科学的には荒唐無稽だが、後のアインシュタインら科学者の責任と後悔を先取りした問題意識が描かれる。
純粋な科学的追究であれ、莫大なエネルギーの放出が人間や地球に何をもたらすのか?
それを考えずに開発に走ってよいのか?
制御不能な爆薬を作ってしまった主人公プロコプに対する問いは、
そのまま311以後も原子力政策を推し進める日本初め世界各国への問いとなる。
プロコプに対してくり返される問い「何のために?」

また、この新型爆薬の強大なエネルギーに吸い寄せられるように様々な誘惑がプロコプを襲う。
男たちは囁く――戦争、名誉、金、自由な研究、世界の覇者……。
女たちは誘う――清楚、若さ、情欲……。
プロコプは自分の中に様々な欲望が渦巻くことを知る、
そんな自分だからこそ、クラカチットを造ってしまったのだということを。

人間の好奇心は留まることを知らない。
それが人間の原動力である一方、それは破滅へ向かう道にもなり得る。
第一次世界大戦を経験したチャペックは、
『ロボット』『山椒魚戦争』『絶対子工場』『クラカチット』などで繰り返し破滅への警鐘を鳴らしてつづけている。

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