第37回クリスマス公演　銀河鉄道の夜

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2. アンサンブルの「銀河鉄道の夜」は子供の頃から大好きな演目で、物心ついてから何度となく見ていました。(記憶に残っているのは、志賀さんとゆりえさんのジョバンニ・カンパネルラの頃からです。)
   このHPを拝見して、初演の年が自分の生まれた年と同じだと知って、ますます特別に思われます。
   脚本や演出の面白さはもちろん、音楽や雰囲気が大好きで、林光先生の楽曲は子供の頃に家でも繰り返し繰り返し聞いて、今でも全て歌えるくらいです。
   他の演目は２階から観ることが多かったのですが、「銀河鉄道の夜」は客席側にも舞台があったので、１階で観る方がずっと良くて、夢中で観ていました。客席側の舞台で円になって激しく踊る場面で、躍りながら自分に向かってカチカチやってもらえたことが嬉しかったのを思い出します。
   クリスマス公演ではキャンドルを持たせてもらえるのが楽しみで、特に好きでした。(新座に移ってしまったのでキャンドルはないでしょうか。)
   他にも、鳥とりが正面の舞台から客席側に現れるのに驚いたり、動く舞台装置が不思議だったり、後で種明かしをされるとますます面白くて、どっちを誰が演じているのかに注目したり、自分でも装置を動かしてみたりしたことなど思い出は尽きません。
   タリさんの珈琲の淹れ方を教えてもらったり、深山さんが看板を描くのをずっと見ていたりしたロビーも、舞台の匂いや空気、事務所や楽屋、青年団の部屋、今でも間取りを覚えているくらい大切な思い出の場所がなくなってしまったのかと思うととても寂しいですが、アンサンブルがなくならずに在ってくれて嬉しいです。
   「銀河鉄道の夜」をこれからも残していって欲しいです。

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